2017年08月25日

泡盛を開けようと

アンタはいいよ、そうやってずっとこれからも逃げ続けてれば。
でも、やっぱわたしはオンナだし???、子供とか、まだ諦めてないし。
ってああ、そう言えばアンタには子供もいるしね、別れた元妻との間に」
とマキのハマグチへの絡みはまだ終わらないようだ。
そうかなあ?
俺から言わせりゃあ、オンナはいいと思うよ。
そうやって子供とか産んでさあ???、人生とは?命とは?なんてことに実感とか持っちゃうわけだろ?
俺らオトコは、なんか一生、何かを探し求めなきゃいけないもんなあ。
それで気づけばじじいってわけだよね」
そう言ってハマグチはジッポーを擦ってタバコに火を点けた。
アラフォーのわたしとしてはもう、けっこう危険信号点滅中みたいなんですけど???」
と半分開き直りの自虐コメントのマキ。
それでもマキはいいよ。
毎日、小説とか、自分の表現したいことって言うか、好きなことだけ書いて暮らしてるんだろう?
今更ご存知だとは思いますが、俺らはその点、やりたいことなんてめったに出来ないからねえ」
とナカバヤシがぼやく。
そう、自分のアイデアとかで盛り上がってる時のあの快感は???、まさに神と繋がってる感覚って言うか。
俺らクリエイターってのは、それを1度味わった以上l他にはもう行けないって言うか。
たとえそれが、実際にはめったに巡り会えない快楽とわかっていてもね」
とホンジョウ。
そうだよ、マキ。
俺だってしばらくその手の快感なんて味わってないもんな。
オマエが一番快楽に忠実に生きてんだからさあ、そう言うぼやきはなしだって」
とハマグチが締める。
またまた、3対1でいつもわたしが責められるんだから」
と言ってマキは自分のグラスに残りわずかのワインを注いだ。

やがてリビングではミクがお土産で持ってきた泡盛を開けようと言うことになり、さらにまったりとした空気の中でそんなオトナ系4人の会話が継続されることとなる。
そうだ、前に『赤い砂漠』のマスターが言ってたんだけどさあ???、『エレファントマン』で盲目の少女が出て来て、その娘が『エレファントマン』に恋するみたいなこと。
それで俺、DVD買って久しぶりに見たんだけどね、そのエレファントマン。
そんなシーンなかったんだよなあ」
と、そんなホンジョウの言いたいポイントが見えないなあ?とマキが首を傾げていると、
それを言ったら、俺どうしてもあるシーンがどの映画の1シーンだったか思い出せないのがあってさあ。
あれは確かほろほろ鳥だったと思うんだけど???、シェフがそいつにオリーブの実をひとつ丸呑みさせてすぐにソイツを殺しちまってさあ、それでそのほろほろ鳥の体にありとあらゆる野菜や香辛料やらを詰め込んで何日も弱火でじっくりと煮込むんだよ。
ソースなんかも染み込ませながらね。
それで、やっと何日かぶりで出来上がったそのほろほろ鳥をまな板かなんかの上で包丁で切ってさあ。
それでその内蔵の奥のオリーブ1粒を取り出すんだよ。
そんでもって料理のお皿にはそのオリーブが1粒だけ乗せられてきて、その1粒をそこの主人がナイフとフォークでじっくり味わって食べるって言うね。  


Posted by Do not love my please handstand at 11:48Comments(0)
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